加湿時期と除湿時期と通風
いつもありがとうございます。
主に営業活動を行っている松崎好明です。
本日夜は、にわかパソコン教室3回目。本日からエクセル編です。実際にエクセルは使いこなせばすごい便利なものですが、そんなに詳しくはありませんので、ほんと初心者の方のみ限定です。
それでは本題です。昨日の続きで絶対湿度における、室内環境についてつぶやきます。温湿度計に表示される湿度60%という表示は相対湿度と呼ばれるものですが、実際に体感的に不快だとか、乾燥していると感じるのは、絶対湿度です。絶対湿度とは空気1㎏中に含まれる水分だと思ってください。この単位なんですが、㎏と体積㎥のどちらかで表示されています。
この絶対湿度が多すぎると適度な除湿をしなければ、結露の原因になったりします。逆に少なすぎると乾燥の原因となります。前回の記事でもお話ししたように、多すぎる水分は建物にとっては良いものではありません。というのも、木造住宅の骨組みは木材です。木材を腐らす原因となるのは、腐朽菌やシロアリなど。その原因となる要素が、酸素+温度+水分です。
逆に腐らす要因を1つでも無くせば腐らないという事になります。
水に浮かんだ木材を見たことはありませんか?木材を腐らす原因である水分はあっても、水の中の空気量は極めて少ないという事で丸太は腐りません。温度が上がり余計な水分によって発生するカビ菌や腐朽菌。それらを食べるダニの発生やカビ胞子の飛散における呼吸器への障害。建物の耐久性に大きくかかわる絶対湿度。
そこで参考になる設計事務所の先生のデータを参考にして島根県松江市における、絶対湿度における、加湿と除湿の必要性についてまとめてみました下の表を参照してください。
加湿・除湿目安.pdf
このデータは気象庁の1981年~2010年の過去30年間の平均データを元に作成しましたので、現在の平均気温は更に上昇していますので更に厳しいデータになるはじですが、参考にしてみてください。絶対湿度が7g未満となる1月、2月、3月、12月は加湿が必要な月となります。7g未満となるとインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなります。
6月、7月、8月、9月は13g以上となり除湿が必要な月となります。4月、5月、10月、11月は、窓をあけて通風しても気持ちの良い月となります。ただし花粉の問題がありますので、要注意です。窓を閉め切ってエアコンと加湿器を上手に使い家にも身体にもよい生活スタイルが理想ですね。熱中症予防も、ヒートショック予防もできる家づくりが結果的に最大のエコハウスかもしれません。
この表のデータはあくまで参考までになのですが、住まい方は、一つの目安が必要だという事、勘ではなく根拠が欲しくつくってみました。本日はこれで終わりにします。素敵な夜を。マイホーム計画の事や資金土地探しなど不安や疑問あれば☞こちらからお願いします。