吹き抜けにしたいが防音が心配?対策方法を詳しく解説!

「吹き抜けを考えているがメリットとデメリットについて知りたい」
「吹き抜けは防音が心配」
この記事をご覧の皆さんは、このようなお悩みを抱えているかもしれません。
そこで、今回は吹き抜けの防音対策について解説します。

□吹き抜けのメリットとデメリットをご紹介!

吹き抜けを取り入れることで天井が高くなり、リビングが広く見えますよね。
天窓から光が差し込むことで部屋が明るく見え、暖かい印象になります。
しかし吹き抜けには同時にデメリットもあるので、検討する際に一度確認しておきましょう。
まず、メリットから紹介します。

吹き抜けのメリットの1つ目は解放感を得られることです。
たとえリビングがあまり広くない場合でも、吹き抜けがあるだけで広く開放的な印象になります。
また吹き抜けを利用してインテリアや空間デザインも工夫できる点もメリットの1つでしょう。

上記でも少し触れたように、吹き抜けがあることで採光量が増えるので、リビング全体が明るくなります。
自然光をたっぷり取り入れられるため、電気をつけなくても十分に明るく、電気代も抑えられることも嬉しいですね。

風通しが良くなることによって換気性が向上するというメリットもあります。
そのほかにも吹き抜けによって家の中の空間が繋がるので、家族に声をかけやすくなり互いの存在が近く感じられるようになります。
家族とのコミュニケーションが増えるのでお子様がいるご家庭の方にもおすすめですね。

一方でデメリットは空間が広くなることで冷暖房効率が悪くなり、光熱費が高くなることです。
また、吹き抜けによって部屋数が減ったり、部屋が狭くなったりするので、家の広さにこだわる方にとってはデメリットになりうるでしょう。
他にも構造上住宅の一部分に柱や壁がないので、地震や台風などの自然災害が起こった際に倒壊する恐れもあります。

吹き抜けにはたくさんのメリットがありますが同時にデメリットもあります。
ではこれらのデメリットはどのように対策すれば解消されるのでしょうか。
次の章で詳しく解説しましょう。

□吹き抜けのデメリットを解消する方法についてご紹介!

吹き抜けのデメリットは対策することである程度解消されます。
ここでは防音対策に関するデメリットの解消方法についてご紹介しましょう。

吹き抜けリビングは空間が1階から2階に繋がっているため生活音が響きやすいです。
特に家族それぞれ生活のリズムが異なる場合は就寝中に眠れなくなることもあり得るのです。
そこでおすすめの対策方法は内窓を設置することです。
解放感や採光などの吹き抜け特有のメリットは損なわれずに、デメリットである防音が弱い点や光熱費などを抑えられます。

内窓を設置することでキッチンやリビングで発生した音はほとんど遮断できます。
また就寝中や集中したい時以外は解放することによってメリットも損なわれずに済みますね。
また、1階と2階が遮断されることで、エアコンは家全体を温めたり冷やしたりする必要がないため、光熱費も減ります。

内窓の種類によっても特徴があるので購入する前に確認する方が良いでしょう。
たとえば、LIXILのインプラスは内窓の中でも一般的なもので、いろいろな見た目の中から選べます。
そのほかにもYKKのプラマードUや同じくLIXILのデコ窓など内窓はたくさんの種類があるので、ご自身の好みや住宅の特徴などを考慮しながら選択してくださいね。

□その他の防音対策をご紹介!

上記では吹き抜けの音の響き具合は内窓を設置することで対策できると説明しましたが、内窓以外にも対処法がいくつかあります。

1つ目は設計段階から音対策を施すことです。
例えば吹き抜けの腰壁に建具を入れると音対策になるだけではなく暖かい空気が上に逃げてしまうのも防げます。
吹き抜けの開放感を活かしつつ防音対策にもなるので、開放感は残したいという方におすすめです。
デメリットとしてはコストが建具の分上がるということや、引き違いを入れると面積が半分になってしまうなどの点があります。

2つ目は2階の音が気になりそうな部屋の壁に防音するということです。
例えば石膏ボードを貼ったり、グラスウールを重鎮したりして壁に防音対策を施すことが可能です。
ここまで徹底させると防音性能はかなり強化できるでしょう。

3つ目は吹き抜けの家に住む際に隣同士に部屋があるという認識を持つことです。
内窓や設計段階の防音対策などの根本的な解決方法ではないですが、この認識があるだけで住みやすさがずっと異なります。
遅く帰って来た日はキッチンの水栓はシャワーではなくストレートに切り替えるなど、少しの配慮が必要です。
吹き抜けの家に住む際はあらかじめ家族間でルールを決めるようにすると良いでしょう。

□まとめ

この記事では、仁多郡周辺の皆様に向けて吹き抜けの防音対策について解説しました。
吹き抜けにすることで生活音が気になるかもしれませんが、対策することで解消可能です。
内窓を設置したり設計段階から意識すると良いでしょう。
この記事を吹き抜けをつくる際の参考にしていただけると幸いです。

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